後発品代替ルール解説
日本国内においても、ジェネリック医薬品が当たり前になってきた昨今、きちんとルールは分かっていますでしょうか??
「かしこいレセコン」を使っている薬局であれば、実は分かっていなくても大丈夫です。
代替ボタンを押して、出てきたものは変更出来ます★
出てこないものは、ルール上、薬局の判断で代替は出来ません( ;∀;)
在庫の関係で変えたい場合など、医師に問い合わせをし、処方箋の備考欄に変更した旨を記載してください。
勝手に変えてはいけません!!!(切実)
基本事項の確認
まず当たり前の所から。
〇〇〇錠(変更前)➡◆◆◆錠(変更後)
ここでいう変更後の姿・・・こちらは必ずジェネリック医薬品です!!
例え値段が安くなったとしても(←無くはない)、変更後の姿が先発医薬品になることはありません。
代替やら、一般名やら、国がジェネリックを押してるからこそのルールです。
薬局の判断で、先発医薬品に変身させることは許されていないのです。。。
「剤形変えるくらい疑義なしで出来るようにしてよ!!」という声もあります。
成分も値段も一緒ですからね( ;∀;)
でも、変更後の姿が先発医薬品の場合はダメなんです。今のところ。
変更後の姿は、ちゃんとジェネリック医薬品ですか??
残念なレセコンであっても、ジェネリックかどうかは、さすがに分かるはずです。
薬価サーチなどでも調べれます。
必ず確認しましょう(^^♪
例を使った具体例
実際に変更できるパターンを説明します。
ここで言う「変更できる」と言うのは、医師の確認なしで、薬局でかえれる事を指します。
逆に慎重すぎて(ルール知らなくて)、必要のない疑義をしてる薬剤師さんがとんでもなく多いんです!!
クリニックとの約束で、すべて問い合わせるよう言われてるなら仕方がないですが、そうでないなら、向こうも忙しいので、薬局で代替してしまいましょう。
ジェネリックに変更した旨は、必要に応じて、処方元にFAXで報告します。
分からないからとりあえず全部疑義しよう!!って事ですかね。
勝手に何でも変えてしまうよりはだいぶマシですが、せっかくの制度は活かしていきましょう♪
〇:先発品➡後発品
〇:後発品➡後発品
値段が高くなってもOK★
メーカー違い等が該当
×:先発品➡先発品
いかなる場合も不可!!
疑義必須案件!!
×:後発品➡先発品
これが基本の基です。
何度でも言いますが、変更後の姿は必ずジェネリック医薬品です!
剤形や規格を変更出来るのはどんな時?
これも活かしていきたいですよね!!
結論から言うと
ジェネリックに変更するタイミングで変えれるです。
どういう事かと言いますと、まず、上記の例で「〇」になってるものは当然かえれます❤!
〇:普通錠➡OD錠
〇:2.5mg 2錠➡5mg 1錠
やっちゃいましょう!!!!!!
そしてこれ以外のパターンが・・・一般名!!です。
一般名処方がきたら、先発か後発を選びますよね??
この時も同じ!!ジェネリックに変更するタイミングで変えれるです。(2回目)
×:【般】フェキソフェナジン60mg1錠➡アレグラ30mg2錠
変更後が先発品です。
剤形や規格は変えられません(# ゚Д゚)!!
〇:【般】フェキソフェナジン60mg1錠➡フェキソフェナジン30mg「SANIK」2錠
変更後が後発品です!!
剤形や規格も変更することが出来ちゃいます❤!!
ただし注意点があります!!!
後発品➡後発品で値段が上がっても良いと言いましたが、、、
剤形or規格を変更した時は、値段の上昇がタブーとなります( ;∀;)
薬価ではなく、最終的な点数で考えてください。
値段が上がってしまう場合は・・・疑義照会ですね。ややこしい。
結局どういう事?
私はこういう風に覚えています。
①変更後の姿は必ずジェネリック
②ジェネリックにするタイミングで、剤形や規格かえれる
③剤形or規格かえた時は値段にも注意!!
これだけです(^▽^;)
これだけです(^▽^;)(2回目)
間違えたらばれる?
どうでしょうか(;^ω^)
基本的に、変更前の薬品はレセプトには載りません。
一般名も同様です。
全然関係ない薬品にかえてたら、さすがに突合で見つかると思います。
先発➡先発で、成分一緒とかだと、疑義したかもしれないし、分かんないかもしれませんね。
病院のレセプトは、疑義した後は書き換えられてるのでしょうか??
病院によっては、受付の事務が「あ、はいはい、OKでーす。」なんて言う返答しかしてくれない所もあるので、何とも言えません。
バレ・・・にくいかもですね。
まぁルールはルールなので、守るところは守って、活かせる所は活かしましょう!!
説明がごちゃごちゃしましたが、色んな見解があれば教えてください(^^♪