内服薬:1剤と1調剤の違い
まずはこれを押さえておきましょう!!
調剤料を計算するにあたり、剤の数え方は大切になります。
ですが、1剤と1調剤がごっちゃになってる、または、分かっていない方も多いので、ここで復習しておきます(・´з`・)♡
例1)
・ロキソニン錠60mg 1錠
朝食後 14日分
・ムコスタ錠100mg 1錠
朝食後 7日分
このような処方があったとします。
結論から述べると、こちらは「1剤」の「2調剤」です。
「剤数」を数えるときは、用法のみを見てください。
この場合、用法はどちらも同じ「朝食後」となっています。
なので「1剤」です😉
「調剤数」を数えるときは、用法と日数の両方を確認してください。
用法が異なれば、当然「2調剤」なのですが、今回は用法が同じです。
では1調剤か…と思いきや違います。
日数が14日分と7日分で異なっているため、これは「2調剤」となります。
様々な点数を計算する上で、
「3剤まで算定可能」「1調剤ごとに加算」などという言葉が出てきます。
その際に、この違いを分かっていないと、おかしな事になってしまいます( ;∀;)
内服調剤料の計算
内服薬とは、「朝食後」「寝る前」など、飲むタイミングが決められている飲み薬の事です。
処方箋上で「〇日分」と表記されているものが該当します。
1回の受付で、3剤まで算定することが出来ます✨
例1)
・A錠 2錠
朝夕食後 14日分
・B錠 3錠
毎食後 28日分
・C錠 2錠
朝夕食後 7日分
まず「何剤」算定出来そうでしょうか??
…答えは「2剤」です。
3剤まで算定出来ますが、A錠とC錠は用法が同じです。
この場合は日数が長い(点数が高い)A錠で、算定することになります。
Answer)
A錠・・・5×7+4×7=63点
B錠・・・78点
合計 141点
※点数については、最新の点数表(2019年8月現在)を参考にしてます。
2019年10月以降、消費税の増税に伴い、一部改定予定です。
例2)
・A錠 1錠
朝食後 28日分
・Bチュアブル錠 1錠
朝食後 28日分
セオリー通りですと、算定出来るのは「1剤」で、78点です。
用法が同じですからね😉
けれど、チュアブル錠って例外なんです💦
確かに用法は同じなので、どちらも朝食後に服用します。
ですが想像してみてください!!!
普通の錠剤は、水でごっくんします(・ω・)
チュアブル錠は、ガリガリ噛んじゃいます(・ω・)
同時に服用できないですよね💦⁉
(余程器用でない限り)
なので、服用方法が異なる場合は、服用時点もずれるため、それぞれで調剤料が算定可能です❤
Answer)
A錠・・・78点
Bチュアブル錠・・・78点
合計 156点
こちらのスペシャルルールは3つあります。
①配合不適など、調剤技術上の必要性から、個別に調剤した場合
②内服用固形剤と内服用液剤の場合
③内服錠と、チュアブルや舌下上の様に、服用方法が異なる場合
例2の様に、スペシャルルールを適用した場合は、レセプト摘要欄に、①なのか②なのか、③なのか、記載しなくてはいけなくなりました。
多くのレセコンが、何らかの形で対応していると思います☝
ちなみにOD錠はどうか??と言われるのですが、OD錠は水で飲んでもらっても問題がないので、服用方法が異なるとまでは言えないみたいです。
例3)
・A錠 1錠
朝食後 14日分
・B錠 1錠
朝食直後 14日分
ではこれは「何剤」でしょうか??
…こちらは「1剤」として数えます。
文字列で考えると、用法が2種類あるように見えると思うのですが、「直後」「直前」といった表記は、同じものとして扱わなければなりません。
Answer)
A錠・・・5×7+4×7=63点
外用調剤料の計算
頭を使うのは、内服くらいなんですが、外用についても少しだけ触れておきます。
外用の調剤料は1剤につき10点
1回の受付で、3剤まで算定可能です(*‘ω‘ *)✨
例1)
・A軟膏 10g
・B軟膏 5g
超簡単ですね。
10点ずつ算定出来ます😉✨
Answer)
A軟膏・・・10点
B軟膏・・・10点
合計 20点
例2)
・A軟膏 10g
・Aクリーム 10g
なんか、いかにもひっかけっぽいですね💦
ですが、ご安心ください(?)
こちらは、それぞれ10点ずつ算定可能です!!
Answer)
A軟膏・・・10点
Aクリーム・・・10点
合計 20点
同一有効成分・同一剤形については、調剤料は1つしか算定出来ません😥
ですが、例2の場合は、有効成分は同じですが、「剤形」が異なるため、それぞれで算定して問題ありません!!!!
例3)
・A軟膏0.05% 10g
・A軟膏1.00% 10g
つまりこれですと、調剤料は10点のみになります。
同一有効成分・同一剤形に該当するからです。規格は関係ありません( ;∀;)
Answer)
A軟膏・・・10点
あえて塗り薬で例をあげましたが、どちらかというと貼り薬で頻出します。
例えば、「モーラステープ&モーラスパップ」、「モーラステープL40mg&モーラステープ20mg」等です。
テープとパップであれば、剤形が異なるため、それぞれで調剤料を算定出来ます。
40mgと20mgでは、規格が異なるだけで、同一有効成分・同一剤形のため、調剤料はどちらか1つのみで算定です☝
かしこいレセコンをお使いであれば、おそらく警告画面等が出てくれると思います。
警告なんて出ない!!…なんてことはないと思うので、設定を確認してみてください😊
その他の調剤料について
★頓服薬
「痛いとき」「眠れないとき」等、症状があるときに合わせて服用する飲み薬です。
処方箋上では、「〇回分」と記載があるものが該当します。
受付1回につき、21点と決められているので、何種類出ていても21点です。
★注射
頓服と似ていますが、受付1回につき26点と決められています。
何種類出ていても、26点です。
★内服用滴剤
口の中に「ポタッ」と、数滴ずつたらして使う特殊な薬です。
ラキソベロン等が該当します。
病院によっては処方箋に、
「ラキソベロン 14日分」みたいに、内服薬っぽく書いてくることがありますが、あくまでも「内服用滴剤」というジャンルなので、内服で計算しないように注意が必要です(#^ω^)
ほとんどのレセコンでエラーが出ないんですよね💦
普通に装備出来そうな気がするんですけど💦
こちらは1調剤につき10点です♪
ただし、「3剤まで」などの算定上限がありません。
いっぱい出てたら、いっぱいとれるんですけど…いっぱいでることはまずあり得ないですww
調剤料の計算は簡単だ!!
表を見ながら、あてはまるやつ探すだけです。
「1剤」などの、言葉の意味は理解している必要がありますね。
たいがいのレセコンは、色々教えてくれますが、残念なレセコンの場合、裏切られることも多いので、細かいルールは自分でも知っておきましょう(^^♪
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